ソラマメブログ

2009年04月27日

人工創造性

独創的な小説を自動生成しちゃうよ
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みたいな話を目にしたので
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ここで AI 分野の長老にそんなことは可能か聞いてみることにした < 嘘 w
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人工知能の第一人者J・マッカーシー氏に聞く--AI研究、半世紀の歴史を振り返る インタビュー - page2 - CNET Japan
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--実現できるかどうかはともかく、もう1つの言わば高次元の目標として、コンピュータ知能に独創性をプログラミングするという試みがあるようですね。
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ええ。それはやってみる価値のある研究テーマです。実は、私は、1963年に、そのテーマに途中まで取り組んだことがあります。当時は、問題の創造的な解決という言い方をしていました。問題、つまりステートメント自体には含まれていない要素を含む解決策を導き出す試みです。しかし、結局はほんの入り口を覗いた程度だったのですが。
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--独創性というのは、単純にプログラムに何らかのランダム性(偶発的な要素)を取り入れることと考えてよいのですか。それとも、まったく別次元の話なのでしょうか。
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原理上は、論理システムでは、規則的にもランダムにもセンテンスを生成することは可能です。そして、最終的には何らかのアイデアが出てくることになるのですが、この「最終的に」というのが、はるか未来のことになってしまう恐れがあります。ですから、独創性をプログラミングするという方法は、偶発性を取り込むかどうかに関係なく、あまり成果をあげていません。必要なのは、既存のアイデアから新しいアイデアを構築する良い方法を考え出すことです。
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と...
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うーむ なんとも難しそうだ
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そうそう 最近 東大のアルバートなんとか という ジャズの歴史入門
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みたいな本を目にしたんだが
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独創的であるためにはこれまでのパターンからまず逃れる必要があって
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とりあえず既存のパターンから逃れることができて そこでなにがしかの別のパターン生成規則で優位なパターンが生成できればいい?
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ということを少し思ったな...
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さて 続きを読んでみると
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--脳の研究に関してはどうですか。最近の脳研究のおかげで、人工知能の分野に新しい概念が生まれたことはありますか。
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もちろん、脳の機能についてはたくさんのことが明らかになりました。しかし、それらの研究成果はまだ人工知能の分野に結びつくまでには至っていないと思います。例を挙げましょう。陽電子放射断層撮影法(PET)によって、人が頭の中で計算をしているときに多くのエネルギーを使用する小さな領域が脳の中に見つかっています。それは良いのですが、その領域で具体的に何が行われているかは、現在の神経生理学でもまだ分かっていないのです。
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とか
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--Ray Kurzweil氏の「特異点(singularity)」(2045年までには人とコンピュータが融合するという考え)という概念についてはどうお考えですか。
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あれはナンセンスだと思います。Kurzweil氏は、そうしたことを実現するためのアイデアを何も持っていないと思います。仮に2045年にそういうことが実現したとしても、それはKurzweil氏の研究成果としてではないでしょう。これは多分間違いないと思うのですが、次の大きな進歩は(Kurzweil氏も含めた)われわれ老人ではなく、若者たちによって成し遂げられることになると私は思っています。
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とか...
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あはは
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AIの学生・若手研究者向けの講演会
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ミンスキー教授 略歴
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1950年 ハーバード大学卒業 (物理学,生物学,音楽,心理学,数学を学ぶ) ノーベル医学生理学賞のベケシ,心理学のミラーとの知遇
1951年 世界最初のニューロコンピュータ開発
1954年 プリンストン大学数学博士号取得 ("Neural Nets and the Brain Model Problem") 審査員 フォン・ノイマン(ノイマン型計算機) ハーバード大ジュニアフェロー(シャノン、ウィナーの推薦)
1955年 共焦点顕微鏡を発明し,実際に制作[http://web.media.mit.edu/~minsky/papers/ConfocalMemoir.html]
1956年 ダートマスAI会議(人工知能会議)(マッカーシー、シャノン、サイモン)
1957年 人工知能分野設立
1961年 "Steps Towards Artificial Intelligence」がProc.IREに掲載される
1963年 MITにAI研究所創設,初代所長に就任(-1974)
1968年 「2001年 宇宙の旅」監修
1969年 「Perceptrons」発表(パパートと共著)ニューラルネットの限界を指摘
1970年 ACM(米国計算機学会)のチューリング賞受賞
1973年 米国科学アカデミーの会員に推薦される
1981年 AAAI(米国AI学会)会長(-1982)
1986年 「Society of Mind」出版,米国でベストセラーとなる
1990年 日本国際賞受賞
1991年 IJCAI Award for Research Excellence受賞
2001年 R.W. Wood Prize, Optical Soc. of America
2001年 Benjamin Franklin Medal, Franklin Institute 現在  MITメディア研究所教授(東芝名誉教授) 米国科学アカデミーと工学アカデミーの会員
2005年 「Emotion Machine」出版予定
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というのを見つけたんだけれど AI という物語 になっちゃってるんだな
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見事 ^^

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Posted by walkinglint at 15:04│Comments(0)アイデアメモ
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